2010/12/24

サニーダイナー ルミネ北千住店 - 北千住のハンバーガー店

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北千住にあるハンバーガー店。近くに本店があるが、私が行ったのは駅ビル内にあるルミネ店。

高めのプレートで2,000円近くになる「本格派」ハンバーガー。野菜が別に盛られており、自分の好みのもののみを挟めるようになっている。

ここのハンバーガーはソースが最初からかかっていないのがよかった。肉は私の好みではジューシーすぎる。バンズは悪くない。フライはちょっと塩が強いが、ボリュームがある。ということで全体的にはかなり好印象だった。

ただやはりコスト・パフォーマンスが悪すぎる。 たぶん私の好みのものはもっと安い価格帯のお店にあるのだと思うんだけど、そういう店は探すのが難しいということを思った。

2010/12/18

麺処 花田 - 池袋東口の味噌ラーメン店

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池袋東口に今年の前半にできた新しめのラーメン店。味噌ラーメンの専門店で、プレーンな味噌ラーメンと辛味噌ラーメンの2種類を、ラーメンとつけ麺の2つの形態で供する。今回は辛味噌ラーメンにしてみた。

濃厚なスープと中太のちぢれ麺の上に炒めた野菜を載せてある。味噌は中華鍋で炒めた野菜をスープで煮るときに投入するので、野菜に味がしっかりとしみこんでいる。

私は激辛タンメンで有名な「中本」に行くと、定番の蒙古タンメンではなく「五目味噌タンメン」なるものを頼むのだけれども、これに全体的な方向性が似ている。ただあちらのジャンクさがない本格派だ。「中本」のタンメンは、食べていると何か体を痛めつけているような感じがしてくるけれども、こちらは安心してリラックスしながら食べることができた。味噌とか辛みの背後にあるダシのコクが、こちらはちょっとばかり複雑に感じられる。

店構えや料理のタイプなどが与える印象を裏切って、ジャンク系ラーメンになっていないのが実に面白い。むしろこれはかなり繊細なタイプの料理だと思った。いや、ありがたい店ができたものだ。何度か通ってみようと思う。

2010/12/17

古都台南担々麺 - 池袋西口の台湾料理

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池袋に中国東北料理の店が大量に出現する前の時代、池袋やそれに限らず他の繁華街でも、最も手軽に食べられるエスニックっぽい中国料理は台湾料理だった。だからその頃は台湾料理をよく食べていたのだが、最近は大陸の料理に夢中で、すっかり足が遠のいていた。

この「古都台南担々麺」も池袋西口の繁華街に出ている看板は目に入ってきていたが、特に理由もなく避けていた。しかし東北料理も四川料理もあらかたカバーしてしまったということで、昔に回帰ということで入ってみた。たぶん比較的最近できた店だと思う ( 公式サイト )。

ブランクが長かったので台湾料理としての相対的な評価はできないけれども、文句なしにおいしかった。入った時間帯が遅くて客が少なかったせいだろうか、この手の小皿料理にありがちな雑さがなかった。

調べてみるといまの池袋にめぼしい台湾料理店はそんなにないようだ。もしかしたらこの店がオーセンティシティという点では一番なのかもしれない。ちょっと調べてみようかと思う。







より大きな地図で 池袋西口の中華料理店 を表示

生香園 - 横浜の馬車道にある周富輝の店

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横浜の中華街からちょっと離れたところにある、周富輝が経営している店。写真は5階建てビルの「新館」で、同じ並びすぐ近くに本館がある。最寄り駅は関内または馬車道駅。

セレブリティー・シェフの店なんておいしいはずがないという先入観があっけなく覆された。広東料理をベースにした典型的な日本的中華料理で、立地や店構えや価格はビジネス・ユース向けではあるけれども、料理の内容は日常的な街中の中華料理に近い。それのレベルの高いやつである。

このところ典型的な日本的中華料理をあまり食べていないので、こういうのの美味しいのが新鮮に思えたということもあるのかもしれないが、何の変哲もない日本的酢豚とか日本的酸辣湯がとてもよかった。これが近くにあったらリピーターになるだろう。

重慶飯店 別館 - 横浜中華街の日本的四川料理の老舗

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横浜中華街については「福満園 別館」の項でちょっと書いた。また近くまで行く用事ができたので、今回は裏道も含めてあちこち歩き回って街の様子を観察してきた。食事は1回しかできないので、どこにしようかと考えて、四川料理の老舗「重慶飯店」の料理を再確認しようと思った。

前に書いたように、横浜中華街はやはり広東料理(と上海料理)が中心の街で、四川料理の専門店はこの「重慶飯店」ぐらいしかないという時代があった。この「重慶飯店」には本店やら新館やらいくつかの店舗があるけれども、いずれもこの「別館」の店構えからわかるように宴会用のお店である。そういう店が絶対にダメだというわけではないけれども、シェフからの距離が遠くなるほど期待を持ちにくくなるのは否定できない。で、当時いちどこの店に入って、案の定がっかりした覚えがあるので、やはり横浜中華街を代表する老舗の一つでもあることだし、いまいちど確認しておこうと思ったのだった。

食べたのは安易ではあるがテストの目的にはやはり安定して使える麻婆豆腐。ただしランチタイムだったので、ランチのセットの一部として。で、結論として、ディナー・タイムのアラカルトを改めて試してみる気にならないような、日本化された麻婆豆腐だった。「麻」の味がほとんどなく、弱めの「辣」があるだけで、全体としてはむしろ甘みが強い。これが独自の料理として成立しているか、というと、結局はそこらの日本的中華料理店との競争になるわけで、群を抜いておいしいというわけでもないし、セットについてくるご飯やスープや点心にも特筆すべきものはない。特にスープがコスト削減を狙っていることが見え見えだったのが残念だった。

まあこれで気になっていた問題が一つ決着したのでよかった。

thai kitchen 5 - カフェっぽい小さなタイ料理店

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芸術劇場裏にある、比較的最近できたと思われるタイ料理店。奥にテーブル席が1つある以外はカウンター席しかない、この看板の雰囲気が表しているようにこじんまりとしたカフェのような小さなお店。率直にいってこの看板が伝えてくるメッセージそのままの料理店で、その意味では正しい道を行っていると言えるのかもしれない。つまり、エスニックっぽくなく、コスト・パフォーマンスが悪い。さすがにルミネ池袋に入っている「Mango Tree Cafe」ほどではないけれども、この界隈でこれだとちょっと厳しいかも。

店には日本語が通じないタイ人(だと思う)の中年男性のコックが1人。カウンター席に囲まれるように配置されている小さなキッチンで調理を行うのは潔く、セールス・ポイントになりうる特徴だとも思うのだが、丸見えであるがゆえに幻滅することもあるわけで難しいところだ。

料理は前菜やサラダに始まり、炭水化物系のディッシュとデザートまでが入っている一人前のセットがメインになっているようで、いろいろとちょっとずつ食べたいという女性向けのコンセプト。決してまずくはない。ただどれも、これだったら食材を調達できれば自分で作れるんじゃないかと思わせる内容だった。

全体的に、近くの会社に勤める女性がランチに食べに来るお店、以外のニッチが考えにくい。カウンターがメインだから長居しておしゃべりすることもできないだろうし、他に選択肢がいろいろとあるこの地でディナーの場にはなかなか選ばれないだろう。

大勝軒 七福 - 池袋西口の南の方にある大勝軒系のつけ麺屋

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池袋のラーメン店が密集している地帯からはちょっと離れた場所にある、大勝軒系のつけ麺屋。

ここは「南池袋 大勝軒」と同じく、つけ汁の甘みを強調するタイプのつけ麺。池袋につけ麺屋が急増する前は、ここも選択肢の1つに入ることがあったのだけれども、その頃からすでに「七福神」の方ばかりに行っていた気がする。

今回、再確認の意味を込めて久しぶりに入ってみたら、やっぱりつけ汁が甘くて好みに合わない。中太のストレート麺は、噛み応えがある麺というジャンル自体が発展し、いまや稀少価値がなくなってしまった。

2010/12/14

ババ・ガンプ・シュリンプ 東京 - 後楽園にあるテーマ・パーク的アメリカ南部料理のお店

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後楽園の「ラクーア」にある、フォレスト・ガンプをテーマにしたアメリカ風のシュリンプ料理を出すレストラン。ラクーアという立地だから覚悟はしていたが、後に調べてみると、Paramount Pictures主導のベンチャーで、日本では「カプリチョーザ」とか「ハードロック・カフェ」をやっている企業がフランチャイジとして経営しており、大阪ではユニバーサルシティに出店している、というお店だった( 公式サイト本家の公式サイト )。

結論としては、料理よりも雰囲気重視のテーマ・パーク的お店で、お子様も楽しめる趣向がいろいろと用意されている、本来の意味でのファミリー・レストランだった。上に書いた各種要因から想像できるようにコスト・パフォーマンスが悪い。

アメリカの南部地域のシーフードやシュリンプの料理には思い入れがないわけでもないのだが、日本ではその手のものを食べたことがない。 思いついてちょっと検索して調べてみると、無国籍料理的なお店や準高級レストラン的なお店でメニューの一部として出されているようだが、それはやっぱり違うのだ。私が食べたいのは、日本の小さな港町で、プラスティック製のお椀で出される潮汁に相当するようなおおざっぱで豪快な料理である。その意味では、この店の料理はたしかにおおざっぱな感じはした。

クラムチャウダーとマッシュド・ポテトは値段の割りには量が多く、パンチの効いていない味付けで、ボテッとした感じでサーブされてきた。これは皮肉ではなく好印象。ただメイン・ディッシュのシュリンプの茹でたのと揚げたのの量が少ない。山盛りになった奴を片っ端からやっつけていく、というような食べ方をしたいのだが。

それでもこの手の料理の専門店は近場にはないから、またいつか足を運ぶかもしれない。二度と行きたくないというほどではなかったのがかえって驚きの、掘り出し物だった。

2010/12/07

周君記 重慶 麻辣湯 火鍋調料 - 火鍋スープの素

火鍋調料


火鍋のスープの素。「周君記火鍋食品有限公司」というメーカーの商品で、同じ絵柄のパッケージで数種類の大きさのものが置いてあった。これは一番小さいもの。裏面に中国語のほかに英語で説明が書いてあるのでありがたい。

火鍋調料-2


封を開けると、板状に固められた、油とスパイスの塊が入っている。

火鍋調料-3


以下、パッケージ裏面の調理法によると、これを100~150gの食用油で炒め、香りが立ってきたらその5~6倍の水を入れて5~10分ほど煮立たせる。その後、鍋の具を適当に入れる。私は油で炒めるのは中華鍋でやり、その後、鍋物用の鍋に移して具を煮るようにしている。その段階での様子はこんな感じ。

火鍋調料-4


実際に自分で作ってみて思うのだが、100~150gの食用油というのはただごとではない。四川料理の「水煮」系の料理もそうだけれども、唐辛子の辛味成分を効かせるために油を大量に使っているのが気になるようになってしまった。まあそのタイプの料理はスープに沈んでいる肉や野菜を引き上げて食べるわけだからそれほどではないにしても、この手の料理の「旨さ」は食用油由来であるということがよくわかる。

この鍋の素は「辣」の部分がそんなに強くなく、「麻」は普通に効いているという感じだから、辛い食べ物が苦手な人もそれほど無理せずに「麻」の部分を楽しめるのではないかと思う。 私の好みとしては、あまり長時間煮込まず、しゃぶしゃぶ風とまでは行かなくても短時間で火が通る具材を中心に、食べる分だけ鍋に入れては引き上げて食べていくのがいい。お店でよく注文するものも含めて、私がよく食べるのは、レタス、エノキダケ、もやし、ネギなど。動物性蛋白質では羊肉のスライスと白身魚の切り身がメイン。

この鍋は最後に雑炊でしめるというわけにはいかない。お店ではラーメンを煮るのが定番のようではあるが、鍋に残ったスープをちょっとした煮物や炒め物に活用するのもいい。実際、このスープが入った鍋を厨房に常備しておけば、「四川風」の料理を何種類も手軽にでっちあげることが可能である。すぐ飽きるけれども。

「辣」の辛さという点では、私はこのていどで十分だが、もっと辛くしたい人は自分で唐辛子を追加すればいいわけだ。火鍋が好きな人にはぜひお勧めする。なによりも、具材の質を自分でコントロールできるのがありがたい。

イスタンブル ケバブ - 静岡のトルコ料理店

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新静岡駅近く、北街道沿いにあるトルコ料理店。ケバブ・サンドイッチのテイクアウト販売も行っているようだが、今回は店内で前菜やケバブなどを食べた。

小さい店で、店内のトルコ人密度が高かった。まあ私にはそれがトルコ人なのか他の国の人なのかはわからないので、あのあたりの人たちと言っておこう。

こんなところにこんな店があるなんて、という意外性から引き寄せられたわけだが、料理の方はちょっと微妙だったかな。手抜きという感じはまったくしないが、飛び抜けているという感じもしない。ケバブは店内で食べるよりも、サンドイッチにしてテイクアウトで食べる方が似合っているのかもしれない。

洽洽香瓜子 - 味付きひまわりの種

洽洽香瓜子


洽洽原香瓜子」がプレーンな塩味であるのに対し、こちらの「洽洽香瓜子」は中国風・シルクロード風のスパイスで甘く味付けが行われている。私は勉強不足でこれが何なのかよくわからないので「五香粉」風と言っておこう。ウイキョウか八角か、そのあたりのものがいろいろ混ざっている感じだ。

私はシンプルな塩味の方が好きで、そっちばかり買っているけれども、こちらはいったん癖になると止まらなくなるのだろうなとは想像できる。ヨーロッパの甘草のお菓子を思い出した。

2010/12/03

洽洽原香瓜子 - ひまわりの種

ひまわりの種
ひまわりの種2


池袋の中国食材店「陽光城」には、ひまわりの種が数種類置かれているが、一番気に入っているのがこれ。洽洽食品というメーカーの製品。この緑色のパッケージの「原香瓜子」というやつがシンプルな塩味でお勧め。もう一つ、赤色のパッケージで「香瓜子」という商品名のものは、甘めのスパイス(八角?)による味付けがしてあってクセがあり、私の好みではなかった。

この緑色の商品にも、空気を抜いてあるもの(真空パックとまでは行かないにせよ)とそうでないものがあり、私は空気抜きの方が鮮度が保たれているような気がするので、それを買っている。

ひまわりの種を含め、この形の種を歯で割って食べる文化は日本にはないが、MLBの中継でおなじみのようにアメリカではよく食べられているし、中国を含む東アジアでも人気が高いから、むしろなぜ日本で食べられていないのかが不思議である。殻を吐き出さなくてはならないのが馴染まないのだろうか。実際、家でこれを食べていると殻の捨て方に困る。いちおう手でつまんでゴミ袋にダイレクトに放り込むのだが、どうしても外してしまうことがあり、床に殻が散乱する。これを定期的に箒で掃いて片付けるのでよし、というぐらいのおおらかさがないと難しいかもしれない。