2010/12/07

周君記 重慶 麻辣湯 火鍋調料 - 火鍋スープの素

火鍋調料


火鍋のスープの素。「周君記火鍋食品有限公司」というメーカーの商品で、同じ絵柄のパッケージで数種類の大きさのものが置いてあった。これは一番小さいもの。裏面に中国語のほかに英語で説明が書いてあるのでありがたい。

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封を開けると、板状に固められた、油とスパイスの塊が入っている。

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以下、パッケージ裏面の調理法によると、これを100~150gの食用油で炒め、香りが立ってきたらその5~6倍の水を入れて5~10分ほど煮立たせる。その後、鍋の具を適当に入れる。私は油で炒めるのは中華鍋でやり、その後、鍋物用の鍋に移して具を煮るようにしている。その段階での様子はこんな感じ。

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実際に自分で作ってみて思うのだが、100~150gの食用油というのはただごとではない。四川料理の「水煮」系の料理もそうだけれども、唐辛子の辛味成分を効かせるために油を大量に使っているのが気になるようになってしまった。まあそのタイプの料理はスープに沈んでいる肉や野菜を引き上げて食べるわけだからそれほどではないにしても、この手の料理の「旨さ」は食用油由来であるということがよくわかる。

この鍋の素は「辣」の部分がそんなに強くなく、「麻」は普通に効いているという感じだから、辛い食べ物が苦手な人もそれほど無理せずに「麻」の部分を楽しめるのではないかと思う。 私の好みとしては、あまり長時間煮込まず、しゃぶしゃぶ風とまでは行かなくても短時間で火が通る具材を中心に、食べる分だけ鍋に入れては引き上げて食べていくのがいい。お店でよく注文するものも含めて、私がよく食べるのは、レタス、エノキダケ、もやし、ネギなど。動物性蛋白質では羊肉のスライスと白身魚の切り身がメイン。

この鍋は最後に雑炊でしめるというわけにはいかない。お店ではラーメンを煮るのが定番のようではあるが、鍋に残ったスープをちょっとした煮物や炒め物に活用するのもいい。実際、このスープが入った鍋を厨房に常備しておけば、「四川風」の料理を何種類も手軽にでっちあげることが可能である。すぐ飽きるけれども。

「辣」の辛さという点では、私はこのていどで十分だが、もっと辛くしたい人は自分で唐辛子を追加すればいいわけだ。火鍋が好きな人にはぜひお勧めする。なによりも、具材の質を自分でコントロールできるのがありがたい。

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