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芸術劇場裏にある、比較的最近できたと思われるタイ料理店。奥にテーブル席が1つある以外はカウンター席しかない、この看板の雰囲気が表しているようにこじんまりとしたカフェのような小さなお店。率直にいってこの看板が伝えてくるメッセージそのままの料理店で、その意味では正しい道を行っていると言えるのかもしれない。つまり、エスニックっぽくなく、コスト・パフォーマンスが悪い。さすがにルミネ池袋に入っている「Mango Tree Cafe」ほどではないけれども、この界隈でこれだとちょっと厳しいかも。
店には日本語が通じないタイ人(だと思う)の中年男性のコックが1人。カウンター席に囲まれるように配置されている小さなキッチンで調理を行うのは潔く、セールス・ポイントになりうる特徴だとも思うのだが、丸見えであるがゆえに幻滅することもあるわけで難しいところだ。
料理は前菜やサラダに始まり、炭水化物系のディッシュとデザートまでが入っている一人前のセットがメインになっているようで、いろいろとちょっとずつ食べたいという女性向けのコンセプト。決してまずくはない。ただどれも、これだったら食材を調達できれば自分で作れるんじゃないかと思わせる内容だった。
全体的に、近くの会社に勤める女性がランチに食べに来るお店、以外のニッチが考えにくい。カウンターがメインだから長居しておしゃべりすることもできないだろうし、他に選択肢がいろいろとあるこの地でディナーの場にはなかなか選ばれないだろう。
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