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上板橋に移って、当初は居酒屋兼うどん屋として営業していた「灰汁美」が再びつけ麺屋になっていた。この店は池袋内で1回移転したのち、東武練馬のいまは「めん蔵」になっている場所に移り、閉店してしばらくしてから上板橋の南口で再び開店した。ちなみにこの場所は、やはり池袋から移ってきた「アジアン・キッチン」という中華料理店があった場所で、池袋でやっていた頃にけっこう通っていた店だったのでここにもときどき来ていたんだけど、ある日いきなり「灰汁美」になっていたので驚いたのだった。ちなみにそのときうどんも一回食べたけど、ぴんと来なかったのでこのブログには載せなかった。
この上板橋で出しているつけ麺は、池袋や東武練馬で出していたものとは麺もスープも変わっているように思った。スープは以前ほど魚介系が強くなくなっていたし、麺がちょっと細くなっていたと思う。
それでもやっぱり美味しい。この恰幅のいい店主のセンスは私によく合っているのだと思う。しかしそのようなマッチングの良さをはるかに凌駕するのが経営センスのなさ。もっと具体的にいうと、店の雰囲気作りだ。これは池袋でも東武練馬でもそうだったが、そうとう覚悟して行っている私でさえも、この人の態度や店内の雰囲気には苛々させられる。ネット上での評判を見るとこの点を気にしている人は多いようで、確実にビジネス上のディスアドバンテージになっている。私はうまければ接客態度なんてどうでもいいと思っているほうだが、店がつぶれてしまったら元も子もないし、この店はほんとにそれを心配してしまうほどのレベルまで行っているのだ。
それも含めて人生だ、という気はする。いまの時代にあまり見られないタイプの飲食店だ。
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