From 食べ物ログ |
ラーメン、つけ麺ともに魚介類を使ったスープがこのところ流行っているけれども、この店はサンマという素材を前面に押し出している。ラーメンの汁というよりも、それ単独で海辺の料理店で「何々汁」とかの名前を付けて出されているスープのように思えるぐらいなので、魚のにおいが苦手な人にはキツいだろう。
これに中細のコシのある麺と、ていねいに作られた感がある叉焼がよく合っていて、全体としてラーメンというよりは何か1つの魚介料理を食べた気になる。これ以外にも、ここは研究熱心なお店のようで、トマト味の冷やしそばだとか、ワイン煮のゆでたまごなど、さまざまな工夫を凝らした新料理を次々と開発している。
池袋には珍しく「ジャンク・フード」の印象をまったく与えない、創作和風料理と呼んでもおかしくない上品なラーメン屋である。オペレーションがそんなに効率的でなさそうで、行列ができていることが多いのが残念。
こちらの、麺を提供している大成食品の記事は詳しくて興味深い: http://www.tokyo-ramen.co.jp/tabearuki/kissui.html
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