2010/12/14

ババ・ガンプ・シュリンプ 東京 - 後楽園にあるテーマ・パーク的アメリカ南部料理のお店

From 食べ物ログ

後楽園の「ラクーア」にある、フォレスト・ガンプをテーマにしたアメリカ風のシュリンプ料理を出すレストラン。ラクーアという立地だから覚悟はしていたが、後に調べてみると、Paramount Pictures主導のベンチャーで、日本では「カプリチョーザ」とか「ハードロック・カフェ」をやっている企業がフランチャイジとして経営しており、大阪ではユニバーサルシティに出店している、というお店だった( 公式サイト本家の公式サイト )。

結論としては、料理よりも雰囲気重視のテーマ・パーク的お店で、お子様も楽しめる趣向がいろいろと用意されている、本来の意味でのファミリー・レストランだった。上に書いた各種要因から想像できるようにコスト・パフォーマンスが悪い。

アメリカの南部地域のシーフードやシュリンプの料理には思い入れがないわけでもないのだが、日本ではその手のものを食べたことがない。 思いついてちょっと検索して調べてみると、無国籍料理的なお店や準高級レストラン的なお店でメニューの一部として出されているようだが、それはやっぱり違うのだ。私が食べたいのは、日本の小さな港町で、プラスティック製のお椀で出される潮汁に相当するようなおおざっぱで豪快な料理である。その意味では、この店の料理はたしかにおおざっぱな感じはした。

クラムチャウダーとマッシュド・ポテトは値段の割りには量が多く、パンチの効いていない味付けで、ボテッとした感じでサーブされてきた。これは皮肉ではなく好印象。ただメイン・ディッシュのシュリンプの茹でたのと揚げたのの量が少ない。山盛りになった奴を片っ端からやっつけていく、というような食べ方をしたいのだが。

それでもこの手の料理の専門店は近場にはないから、またいつか足を運ぶかもしれない。二度と行きたくないというほどではなかったのがかえって驚きの、掘り出し物だった。

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