2010/10/28

辛唐家 楠木町店 - 広島風つけ麺

From 食べ物ログ

広島のJR横川駅近くにある広島風つけ麺の店 ( 公式サイト )。広島風つけ麺なるものの存在を知ったのは、今回広島に行って、つけ麺屋の看板に記されているのを見てのことである。で、適当にこの店に入ったので、ここで食べた広島風つけ麺が一般的なものなのか、この店独自の工夫がどこにあるのかなどはわからない。以下、さきほどインターネットで調べた事柄を踏まえての一般的な説明。

麺はこんな感じ。

From 食べ物ログ

硬めに茹でた細麺の上に、キャベツ、海苔、ゆで卵、叉焼などの具が大量に載せられている。これを次のようなつけ汁で食べる。

From 食べ物ログ

辛味噌と酢をベースにしてゴマなどを加えた、酸っぱいつけ汁である。麺の食感に引きずられて、冷麺というよりは冷やし中華を連想させる食べ物になっているが、上に載っている野菜などの具は普通の冷やし中華よりもずっとボリュームがある。茹でたキャベツがこのつけ汁にマッチしていて、とてもおいしい。これ、キャベツをメインにした料理にした方がいいんじゃないのか、と思ったぐらいだ。

食べ物の方向性としては、中国東北料理の「東北大拉皮」に似ているともいえる。これとあれの間に、もっといい着地点があるような気がするんだが…

ちなみにつけ汁は辛さが5段階になっていて、私は最初、下から2つ目の「普通」の辛さにしてもらったのだが、後から変更も可能だということなので、途中で一番辛いのにしてもらった。しかし、ネイティブな四川料理に慣れた私は、一番辛いのもまったく問題なく食べられた。これは問題かもしれないな、と我ながら思った。

東京でも、冷やし中華に代わる食べ物として売り出せば人気が出るのではないかと思う。私はよく遭遇する、人工的な感じのする甘みの勝ったスープを恐れるあまり、冷やし中華はほとんど食べないんだけど、このタイプの辛味噌スープだったら問題なく食べられる。また、スープが最初からかかっていないから、自分で味の強さを調節できるのは大きなプラスである。この利点も「東北大拉皮」と共通している。

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