2010/09/27

宇都宮餃子館 パセオ店 - 駅ビル内にある一番空いてるお店

From 食べ物ログ

宇都宮の名物の食べ物が餃子である、ということを知ったのはそんなに昔のことではないと思う。たまたま宇都宮に行く用事があったので、ついでにその名物を食べてみることにしたが、後で調べてみるとこれって役人主導の町おこしの成果であり、でっちあげに等しい「名物」だったようだ。宇都宮餃子会なる団体の沿革のページにこの成功した町おこしの輝かしい軌跡が記されている。

JR宇都宮駅の駅ビル内に餃子店が4軒集まっている一画があって、そのうち2軒は人が並んでおり、1軒はテーブルがけっこう埋まっていて、十分に空きがあるのがこの「宇都宮餃子館」だったので入ってみた( 公式サイト )。焼餃子がメインで、いろいろな味のバリエーションがメニューにずらっと並んでいたが、とりあえず定番と思われる「健太餃子」というものと、唐辛子が入っている「激辛」というものを注文した。

で食べてみたが…自分がそれほど餃子が好きではないということを改めて思い出した。本格的な水餃子を気軽に食べられる機会が増えてからは、水餃子はよく食べるようになったし、モンゴルを初めとする遊牧民系の小麦粉料理の食べ物としてもよく頼むのだけれども、もともと焼餃子はそんなに好んで食べる方ではなかった。

この宇都宮餃子館の餃子は、小さくで皮が薄く、中の具は薄い味付けで、ラー油などをたくさんかけてご飯のおかずとして食べる、というタイプの、言ってみれば正統的な日本風焼餃子であるように思った。ちなみに「激辛」はほぼ純粋に辛い。ハバネロをそのままかじったときに感じるような食後感である。

可もなく不可もない。中の具によっては可または不可であるものもあるのかもしれないが、それを探したいと思うようなものでもなかった。いずれにせよ、わざわざ餃子を食べることの意味を考え直すきっかけとなった、宇都宮で初めて食べた餃子である。

0 件のコメント:

コメントを投稿