ショウサイフグの
鍋をしたあとは、スープを使って雑炊を作る。
スープをもっと少なくして、リゾットのようにする派と、スープの中に米が浮かんでいる感じにする派がいるが、私は後者だ。その方が味の調節もしやすいように思うし。
残ったスープに適当にご飯を投入し、かき混ぜてしばらく中火で熱する。このときに、必要ならば塩を投入して味の調整を行う。ここの段階はきわめて重要だ。ここまでの過程で、この鍋には塩がほとんど投入されていない。で、うまみ成分の各種のアミノ酸を引き立てるためには、あるていどは塩を入れる必要があるのである。いわゆる「味しお」と同じことだ。
味見を繰り返し、いい具合の塩加減になったと思ったら、溶き卵を入れてすぐに火を止め、箸でさっとかき混ぜる。
このあと、アサツキだとか海苔だとかを追加するなり添えるなりしてもいいが、うまくできた雑炊はそのまま何も加えなくても十分においしい。
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