2010/09/04

皇琲亭 - 昔からの喫茶店

From 食べ物ログ


いまとなっては想像しにくいことだが、池袋は昔は喫茶店の不毛地帯で、待ち合わせに使えるようなまともな喫茶店が東口ではここぐらいしかなかった。それ以降、ローエンドの「カフェ」が大量に出現したおかげで喫茶店のあり方そのものが根本から変わったわけだが、これはもう大歓迎の変化である。昔の情緒がなくなったなどと言う人がいたら、それは無意味な懐古趣味だから無視してよろしい。もともとそんな喫茶店なんか、そんなになかったのだ。少なくとも池袋には。


いま現在の喫茶店の生態系における皇琲亭の位置づけはどうなっているのだろうか? やはりコーヒー1杯1,000円という価格レンジは、安いチェーン店があちこちにあるいまでは非常に高く感じられる。そのせいでたぶんこの種の店には過度な幻想が付与されているだろう。

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