2010/08/31

東京中華街 - 安い北京ダックの先駆者

From 食べ物ログ

すごく大胆な名前のレストランではある。この店の名前を初めて見たときに、「あ、ここ池袋はほんとうに中華街になったんだ」という実感がわいてきたことを思い出す。

こちらの新華社新華網の紹介記事によると、料理長は中国創作料理の金賞を受賞したとのこと。しかし実際の雰囲気はそういうのとは無縁で、アクセスしにくい場所にあるがゆえの客を呼び込むための策なのだろう、とにかく安いランチを売りにしていた。あと、上記ページの店内の写真を撮った人は天才的手腕の持ち主である。実際に店に入ると、キャバレーを居抜きで使っている感じの、昭和のアクション映画のセットのような作りで少々驚いた。小林旭がギター抱えて入ってきても不思議ではない感じだ。その後改装していなければ、だが。

ランチはあまりに安すぎて不気味だったが、少し経ってから、 3000円前後という価格帯で北京ダックまるまる一羽を提供しはじめたので関心を持った。いまではこの付近の店でも安い値段で北京ダックを出しているが、間違いなくこの店が先駆者である。

でまあ、実際に食べてみると北京ダックはほんとうにおいしいし、他の料理もしっかりとしている。「家庭料理」を売りにしている小規模な店とは異なり、たしかな腕の料理人がいるレストランだという印象を受けた。

その後、東口にも出店したようだが行ったことはない。こちらの本店も、最後に訪れてから時間が経っているので、いまどんな感じになっているのかは不明。

場所: 北口の大きな駐車場に面したビルの4F。
住所: 東京都豊島区西池袋1-43-3 日精ビル4F
電話番号: 03-5949-6015
営業時間: 昼から深夜まで。定休日なし。


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