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意外なことに、池袋西口には韓国料理店はそんなに多く存在しない。韓国料理や韓国の食材が欲しいときは、新大久保や上野などのよく知られたコリア・タウンに行ったほうがいい。そんななか、かろうじて社交の場として使える最低条件を備えた居心地のよい韓国家庭料理店として私がよく利用するのが、この「民俗村」である。
もう何年も前から時をおいて足を運んでいて、経営者や料理人が何度か変わったらしき雰囲気を感じ取っているけれども、料理店としての基本的なポリシーはぶれていない。家庭料理だけれども、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ上品な感じをキープしている。場所柄から、時間帯によっては客層がお水っぽくなるけれども。
鍋物はおしなべておいしい。カムジャタン(じゃがいもと豚の背骨の鍋)や豆腐チゲなどの辛いものも、塩味のあっさりとしたものもいい。サムギョプサルやポッサム系の肉料理もいい。
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2011年1月に追記。
昨年11月頃から、店の明かりがついているのを見ていない。もしかしたら閉店したのかもしれない。そうだとすると、池袋の韓国料理シーンにとっては大きな打撃である。いちおう看板はかかったままだから、営業を再開することを祈っている。
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2011年2月に追記。
看板が替わっているのを確認した。残念ながら閉店したようだ。ここはもうずいぶん前から気に入っていた店だったのでほんとうに哀しい。
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